横浜球団譲渡でTBSホールディングスと合意したディー・エヌ・エー(DeNA)が来季監督に、監督経験の有無を問わない姿勢を示した。14日、守安功社長(38)が都内の本社で取材に応じ、新監督選びについて「経験のあるなしは、大きな要件じゃない。若くて引っ張っていける人にお願いしたい」と、監督未経験者でもOKという方針を明かした。

 GM就任が決定的な高田繁氏にも選考基準の希望は伝えている。「こういう人がいいという要件はお伝えしている。我々にはどういう人がいるかが分からないので、GMをお願いしている方と一緒に決めたい」。新GMがリストアップした候補者を基に、最適任者を絞り込んでいくつもりだ。

 正式承認は12月1日のオーナー会議だが、一定のメドがつけば本格的に人事へ着手する。「22日の(臨時)実行委員会で、ある程度(承認への動きが)見えてくれば」と来週から組閣へ向けて動きだす構えだ。