プロ野球のセ、パ各リーグは11月30日、都内で臨時理事会を開き、TBSホールディングス(HD)から横浜球団を買収したディー・エヌ・エー(DeNA)の参入について協議した。セは参入を承認することで意見を一本化した。関係者は「反対意見はなかった」と話し、承認へ向け後押しする態勢を整えた。

 楽天が反対を表明しているパは各球団の意見交換だけで、方向性をまとめることはなかった。オリックス村山球団本部長は「新しい仲間が入ってくるのをみんなでいい形でお迎えしたい。DeNA社のことというより、横浜さんのことを早く解決しないと、選手、ファンがかわいそう」と話した。参入への障壁は低くなっているとみられる。

 球団譲渡の承認には、今日1日の臨時実行委員会とオーナー会議で出席者の4分の3以上の賛成が必要になる。議決のやり方については、この日の12球団代表者会議(日本ハムは欠席)で協議されたが、結論は出なかった。横浜に決議の権利があるか否かについては、今日の臨時実行委員会で結論を出す。紛糾した場合、野球協約10条には「規定の解釈に疑問が生じた場合、コミッショナーが最終判断する」とあることから、決議方法は加藤良三コミッショナーに一任される。

 正式承認されれば2004年オフにソフトバンクが福岡ダイエーホークスを買収して以来の譲渡となる。