プロ野球史上初?

 のカラオケ“監督会見”だ!DeNAの中畑清監督(57)が14日、都内での母校駒大の忘年会参加前に、記者、カメラマン20人以上を引き連れて、カラオケボックスに移動。「俺らしいと思うけどね」という笑いながらのひと言から、前代未聞の会見が始まった。

 「キャンプでも気晴らしになる時間があればいいよね。俺とカラオケ勝負をしたいヤツがいたら、断るわけにはいかない」。冗談っぽく笑ったが、「声」の大事さを実感している。連係プレーでは、お互いの掛け声が重要になる。何より、グラウンドに響く大きな声は、チームに求める明るさ、元気を作り出せる。「つらい練習の時こそ意識して声を出せば、もう1ランクアップして元気が出る」。そんな雰囲気作りに、カラオケでの発声はうってつけというわけだ。

 勢いに乗って、ハマスタカラオケ化計画までぶち上げた。名前は伏せたが、親交ある男性歌手に、新応援歌の制作を依頼中。勝ちゲームの後に、スタンドが一体になって歌って盛り上がることを楽しみにしている。「一番はスタンドが熱くなって欲しいんだよ。そのためには現場が熱くならないといけない」という顔は真剣そのものだった。

 “会見”中には、自慢ののども披露するほどノリノリだった。「ファンが歌ってくれたら、俺も黙っちゃいねえだろうな。(チームに)いい波が来たときに、そんな演出が出来るといいね」。この熱さに引っ張られ、チームが勝ち星を重ねれば…。横浜の夜空に、キヨシとファンの大合唱が響き渡るかもしれない?【佐竹実】