ヤクルトの「悪童」助っ人は、実はあの人に似ている…。新外国人ラスティングス・ミレッジ外野手(26=ホワイトソックス傘下3Aシャーロット)が、ヤクルトファンのタレント出川哲朗似と評判だ。本人と対面したことのある宮本は「出川さんにしか見えない」と、新たなムーブメントが起こってきた。

 米国時代は放送禁止用語満載のCDを発売するなど私生活を問題視されたが、来日後は真摯(しんし)に練習に取り組んでいる。沖縄名産のハムに似た食材「スパム」が大好物で、愛称も「スパム」が浸透していた。ここにきて、強烈な対抗馬が現れた格好だ。

 出川は「ヤクルトファンなので、めっちゃうれしいです。問題児なところも似ているので、頑張ってほしい」と喜んだ。これまでプライベートで度々神宮を応援に訪れている。球団関係者は「ぜひ来てもらいたい」と、始球式などに招くプランも検討。「出川VSミレッジ」の珍対決が実現するかもしれない。

 8日、ミレッジは初めて投手を相手にしたフリー打撃を行った。右打ちを意識し、30打数15安打と5割をキープした。本塁打より、小技を絡めて確実性の高い打撃に徹するタイプ。当初はクリーンアップの予定だったが、俊足を生かし「ポスト青木」として、1番で起用される可能性も出てきた。「3割打たなきゃ、やばいよ、やばいよ~」なんて言われない活躍が期待できそうだ。【前田祐輔】