<オープン戦:巨人3-8広島>◇18日◇サンマリン宮崎

 「2番ボウカー」が機能した。巨人の新外国人ジョン・ボウカー外野手(28=フィリーズ)が2番左翼でオープン戦デビューし、いきなり三塁打を放った。1回1死走者なし。初球の内角直球を無人の右中間に持っていった。練習から全力疾走を怠らない真面目助っ人は、加速しながら三塁まで走りきった。原監督に「内角は自信を持っているみたいだ。インサイドを引っ張る打球が上手」と、うならせる持ち味を、初打席の初球から見せつけた。

 2打席目も豪快2番だった。3回無死一塁。バントもありうる状況だが、サインは「打て」。ボウカーも迷わずフルスイングした。「最初の打席は直球を打ったので、次は変化球で入ってくるだろう、という読みがあった。そこをたたいたんだ」。配球を読んだ打球は、高い放物線を描いた。強風に戻され、結果は右飛。ただ、原監督は「2打席目も普通だったらもうね、アゲンストだったというね」と、本塁打級の当たりだったと認定。「内容は非常にいい」と絶賛した。

 原監督は「彼の場合はいろんな可能性を秘めていると思います。その辺はいろいろ模索しながら、やっていきたい」と、今後の実戦で適材適所を突き詰めていくと話した。5回には無死一、二塁で併殺打と、失敗するケースはもちろんある。それでも「ボウカー2番」が超攻撃的な無敵オーダーなのは間違いない。【金子航】