<オープン戦:オリックス4-0巨人>◇13日◇京セラドーム大阪

 巨人原辰徳監督(53)が先発した沢村拓一投手(23)のケツをたたいた。6回102球、7安打4失点に、穏やかな口調ながら「100球投げられたことは評価しますけど、ウチの右のエースなんだからね。らしいピッチングしてもらわないとね。まだまだこんなもんじゃないでしょう。こんなもんじゃ困りますよね」と、叱咤(しった)激励。「右のエース」の称号を与えた以上、キッチリ結果を求めるという意思表示だった。

 やってもらわないと困る。キャンプ以降、先発6人態勢を示唆してきたが、5人に方向転換した。この日の試合前、原監督は「中5日はヘビーローテーションではないよ。ジャイアンツの先発ならば中5日くらい何でもないというくらいでないとね。中4日、中3日が5回くらい続いたら『ヘビー』という声を聞く耳もあるが、中5日は、『ライト』だよ」と、中5日推進論を展開した。開幕は内海、開幕2戦目は沢村。沢村の2試合目は、開幕3カード目の阪神3連戦(甲子園)初戦の4月6日となる見込み。左右のエースがローテーションをけん引する。先発5人態勢には沢村の快投が大前提となっている。

 川口投手総合コーチも「昨年は交流戦までに貯金がなかった。開幕ダッシュ、貯金が欲しい」と、5人態勢の目的を明かした。先発6人態勢で臨んだ昨季、交流戦終了時は22勝26敗2分けだった。昨年の反省も踏まえ、開幕ダッシュ&貯金量産を実現したい。

 沢村本人は反省しきり。「もう少し頭を使って工夫して、要所要所で抑えないと。力を入れるところと抜くところのメリハリがなかった気がします。開幕したときに結果を残せるよう逆算して、目的意識を持って、今まで以上に頑張っていきたい」。チームの期待には応えると、自分に言い聞かせていた。【金子航】