巨人坂本勇人内野手(23)が“秘密兵器”で地固めに入った。26日までの九州遠征での打撃練習で、通常の投げられたボールをネットに打ち返す練習の他、置かれたボールを打つスタンドティーをする、見慣れない姿があった。「東京ドームでもやってますけど、意識してやるのは熊本(24日)からかもしれないですね」。26日のDeNA戦(鹿児島)では2安打5打点、打率3割2分1厘で首位打者に立った。「その効果かは分かりませんけどね」と笑顔で語ったが、3番の重責には見事に応えた。

 秘密兵器導入の狙いは「フォーム固め」と「軸を意識して打つ」こと。村田打撃コーチは「軸でしっかり打つってこと。打撃は体を前(投手寄り)に出されて崩されないことが大事だから」と説明。坂本は「フォームを固めるのもあるし、自分の思ったコースにボールをおけますからね」とも話す。内外角高低と自在に設定でき、ポイントを確認しながら、スイング軌道をイメージして体に覚え込ませることができる。「いろいろと意識してできる」と納得の表情を見せている。

 坂本の上昇とともに、打線も種火が炎へと燃えさかり、今日28日の阪神戦(東京ドーム)からの9連戦に臨む。15安打15得点の翌日の27日、チームは鹿児島から帰京。原監督は「1番から6番くらいまで固定したいけど、まあ、毎日予想してください」と打率上位ワンツーの「1番長野・3番坂本」に象徴される近未来打線継続の方向のようだ。「いい流れですし、全部勝てるように頑張ります」と力を込めた坂本とともに、巨人打線もここで反攻への地固めといく。【浜本卓也】