ガッツが、帰ってきた。左太もも裏肉離れで5月3日に出場選手登録を抹消されていた巨人小笠原道大内野手(38)が15日、1軍に合流した。札幌から仙台入り後にKスタ宮城で行われた全体練習に参加。練習前には原監督らと握手を交わし、チームメートからは拍手で迎えられた。「久しぶりだったんでね」と表情を緩めたのは、この時だけ。「あとはやるだけです」。短い言葉に決意を込めた。

 練習から戦闘モードに突入していた。打撃練習では鬼気迫る表情で53スイング。原監督はケージ後ろで41スイングを見届け、ベンチへと引き揚げた。「いいんじゃない。あれだけ時間があったんだから良いに決まってるよ」。2軍戦では10打数5安打。小笠原の状態の良さは、最後まで見なくとも実感できていた。

 交流戦のマジックは1。優勝がかかる今日の楽天戦は、相手先発が左の塩見の上、原監督も「今すごくチームのバランスが良い。ガッツが来たからといってやみくもに崩すのは危険。そこに割って入る力があれば素晴らしい」と話しているだけにベンチスタートが濃厚だ。それでも小笠原は「自分のことをしっかりやるだけ」と表情を引き締めた。チームのために、優勝を決めるひと振りを-。心技体を整えて帰ってきた侍は、「やるだけです」と繰り返した。【浜本卓也】

 ◆交流戦優勝条件

 首位巨人の交流戦優勝マジックは1。巨人が今日16日に優勝する条件は楽天戦に勝てば無条件。引き分けた場合はロッテが阪神戦に△か●、敗れてもロッテが阪神戦に●で日本ハムがヤクルト戦に△か●なら優勝。