<ソフトバンク0-1日本ハム>◇25日◇福岡ヤフードーム

 また借金を返済できなかった。ソフトバンクが今季5度目の勝率5割挑戦に失敗した。先発摂津が7回を中田のソロ本塁打1点に抑える粘りの投球も、打線が今季12度目となる完封負けで援護できなかった。

 秋山幸二監督(50)が「点が取れない。今日はクソッたれにチェッが3回だ」と8安打も放ちながら、バント、走塁ミスの連発に怒りが収まらなかった。

 9回無死一、三塁で内川の投直に代走の一塁走者今宮が戻れずに併殺。反撃ムードが一気にしぼんだ。5回には1死二塁から多村の大きな右飛で、二塁走者内川が三塁へタッチアップせず、ハーフウエーで打球を見て進塁しなかった。

 井出外野守備走塁コーチは「1死はハーフウエー、無死ならタッチアップなので必ずしもミスではないが、打球が深かったし、捕球する相手の体勢を見れば、もう少し早く判断ができたんじゃないか」と悔やめば秋山監督は「基本ができてない」と語気を強めた。

 3回無死一塁から長谷川がバントを2度失敗し、強攻策に代え投ゴロ併殺。6回無死一塁では本多が初球バント失敗で捕邪飛と2度のバントも響いた。5回に無死一塁から初球をきっちり捕手前に転がし、10年9月18日西武戦以来2年ぶりに犠打を決めた小久保は「(自分の)バントはサイン。細かいミスがな。後半戦はああいうのが響いてくる」と混戦を抜け出すためにも、細かなチームプレーの重要性を強調した。5位転落も首位ロッテとは5差のまま。まだまだあきらめる位置ではない。【石橋隆雄】