打ってもすごい。阪神ドラフト1位藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)が10日、沖縄・宜野座キャンプでプロ入り初の屋外フリー打撃を行い、47スイングで推定130メートル弾を含む2本の柵越え。二刀流に挑戦する日本ハム大谷に負けない能力を発揮した。
初めての屋外フリー打撃、41スイング目だった。細い体ではじいた打球は左翼後方の樹林に達する推定130メートル弾。45スイング目も左翼席へ運び、47スイングで安打性10本、柵越え2本。昨年、甲子園で春夏1本ずつ本塁打を放った打撃センスを発揮した。
藤浪
木で屋外で打つのは初めてだったので、すごく楽しかった。うまく当たれば飛ぶ方なので(柵越えは)当たればいくと思っていた。当たるかどうかが不安だったんですけど。
スイングスピードの速さには定評がある。大阪桐蔭時代に計測した際は「150キロぐらい」。金属と木製の違いはあれ、若手野手でトップ数値をはじき出す新井良でさえ148キロ。昨季の4番を上回ってしまうのだから仰天だ。
本業でも魅せた。キャンプ6度目のブルペンは座った捕手相手に本格投球。首脳陣が見つめる中、直球に加えカーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップ、カットボール、ツーシームと変化球も解禁した。テレビカメラ14台、観衆約250人の視線を独占するワンマンショーだった。
藤浪
キャッチャーが座って投げるのが1カ月以上やってなかったので、全然良くなかったですし、最初の方だったので、仕方ないですけど、自分としてはあんまり内容のいい投球ではなかったです。
不満げに振り返ったが、和田監督は「最後は腕を振っていた。3球はしっかり決まった。これからだろう」。実戦デビューは3月に入ってからの方針に変わりはないが、投打を披露する日が待ち遠しい。【岡本亜貴子】
◆藤浪の甲子園弾
センバツ2回戦・九州学院戦で左腕大塚から中堅左にソロ。「当たれば飛ぶバッターだと自分では思っていた」。夏準々決勝・天理戦では左腕中谷から左翼席へソロ。甲子園通算成績は9試合、31打数8安打(打率2割5分8厘)3打点、2本塁打。



