最下位に低迷する守道竜が新外国人投手の獲得に動くことが9日、分かった。高木守道監督(71)が「すごいの取るで」と明言した。セットアッパー右腕の補強で、交渉は最終段階に入っているとみられる。吉見、浅尾ら主力投手の故障や不調が成績に直結し、防御率3・90はリーグ5位。フロントへの強い要望で緊急補強を実現させる高木監督は5月反攻を誓った。

 最下位に沈む守道竜が、外国人投手の緊急補強に動く方針を固めた。マツダスタジアムで練習を見守った高木監督が「すごいの取るで」と明言した。詳細は明かさなかったが、セットアッパー右腕の補強で、獲得交渉も大詰めに入っているとみられる。負け続けて手をこまねいているのではない。水面下では逆襲への一手を打っていた。

 新助っ人の獲得は高木監督の意向が大きい。球団関係者によると、開幕直後から「外国人を取ってほしい」と何度もフロントに訴え続けてきたという。防御率3・90はリーグ5位。昨年の2・58から大きく跳ね上がり、リーグ断トツの29完封を記録した投手王国の威光がない。浅尾が故障、山井が不調で、ソーサも抜けたセットアッパー部門は火の車。今季は終盤の逆転負けも目立っている。

 先発陣の不調で早め早めの継投になるあまり、登板過多の岡田や田島らの疲労も隠せない。さらに完投能力のあるエース吉見も長期離脱が濃厚で、酸欠の救援陣に一刻も早く酸素がほしいのが実情だ。

 高木監督は「足もあるししつこい打撃をする」と、警戒するパ・リーグ相手の今月の交流戦中に新助っ人を投入したい様子。監督の熱意に押されるように、球団が詰めの獲得作業を急いでいる。

 高木監督は巻き返しへの情熱を失っていない。現在借金8の最下位で首位巨人とは9・5ゲーム差。だがこの日、きっぱりと言った。

 「今はこれ以上取り残されんようにするのが精いっぱい。でも優勝争いせないかん!」

 まだ108試合もある。十分追いつき、逆転可能なビハインドとみている。その実現には新外国人の力が不可欠。誰よりも浮上の起爆剤を欲していた。

 「また明日、見とってください。30連勝するで」。5連敗を阻止した前夜の快勝、そして新セットアッパー獲得にもメドが立ち、威勢のいい守道節も連日の復活だ。あとはその男が本当に力を発揮してくれるのか。文字通りの助っ投になることを期待してやまない。