マツダオールスターゲーム2013(7月19~22日)のファン投票の最終結果が24日に発表され、大谷がパ・リーグの外野手部門3位で選ばれた。高卒新人外野手では史上初、規定打席未到達の野手では42年ぶり2人目の選出となった。

 ◆ファン投票選出

 07年田中(楽天)以来、6年ぶり10人目。野手では5人目で、外野手は大谷が初めてとなった。過去の野手4人のうち、55年榎本(毎日)86年清原(西武)88年立浪(中日)は選出時に規定打席に到達していた。規定打席不足で選ばれたのは71年島本(南海)以来、42年ぶり2人目になる。島本は箕島時代にエースで70年センバツ優勝。同年ドラフト1位で南海に入団し、野手転向。球宴前の1軍出場は4月に代打で三振、遊飛の2打席だけで1度も守らなかったが、一塁手として大杉(東映)を70票上回り1位で選ばれた。

 島本講平は1学年上の太田幸司(三沢高―近鉄)に次いで甲子園で「コーちゃんブーム」が起きるほど、アイドル的な人気を博した。プロ1年目は3つの後援会(島本講平ファンクラブ、講平アンド・フレンド、全日本島本ファンクラブ)が結成され、1日に平均20通のファンレターが届いたという。娘はテレビ朝日の島本真衣アナウンサー(29)。