DeNAが中畑清監督(59)に来季続投を要請することが2日、分かった。今日3日、春田真オーナー(44)が横浜スタジアムを訪れ、同監督と会談する。

 今季は6年ぶりに最下位を脱出。球団は、CS進出は逃したものの、残り3試合で4位浮上の可能性も残す戦いぶりを評価。本拠地・横浜スタジアムの集客も昨年比約2割増と営業面での貢献度もあり、球団3年目を託すことを決めた。

 中畑監督はこの日、横浜スタジアムでのチーム練習前、高田GMと30分以上会談。7日からのフェニックス・リーグ派遣選手の振り分けなどと合わせ、来季に向けた話し合いが行われたとみられる。春田オーナーは明日4日に渡米することから、シーズン終了前の要請となった。

 中畑監督はCS進出が消滅した9月24日阪神戦後、「責任をとらなきゃいけない」と辞任を示唆しており、要請をその場で受諾するかは微妙だ。中畑監督が最も大事にするファンからは、続投を望む声が大きいだけに、その決断が注目される。