国内FA権を取得しているロッテ成瀬善久投手(29)の残留が1回目の交渉で決まらなかった。16日、林球団本部長が15日に交渉したことを明かし、「彼が今感じていることをいろいろと話しました。結論は出ていません」と話した。

 約1時間の話し合いでは条件面も出た模様で、単年契約でのダウン提示だったとみられる。勝てるチームへの意識改革の必要性も強く訴えた成瀬は「僕の温度と違うのかなと思った部分は正直ありました。(評価については)11年間ロッテにいる中での実績をあまり気にされなかったのか…。ショックを隠せないというか、寂しい気持ちになってしまいました」と明かした。次回交渉は20日以降に行われる予定だ。