阪神が大阪桐蔭・西田直斗内野手(18)を高校生野手の上位指名リストに挙げていることが26日、明らかになった。東海大甲府・高橋に次ぐ高い評価で、指名する可能性がある。

 高校2年の選抜大会で活躍し、一躍有名になった。今春の府大会予選ではドラフト上位候補の太成学院大高・今村信貴(3年)から本塁打を放った。「3番一塁」で臨んだ最後の夏は府大会決勝で東大阪大柏原にサヨナラ負けしたが、評価は変わらない。細身ながら左打席からの柔らかいスイング、バットコントロールは一級品で、長打力も秘める。

 また高校生投手では、今村を上位候補にリストアップ。今夏大阪大会4回戦で敗退後も担当スカウトがマークを続けており、将来性豊かな大型左腕として主要候補に位置付けている。大学生では東海学園大・田島慎二(4年=中部大一)が候補に挙がる。149キロの球質の重いストレートが武器の「久保田2世」。もともとは捕手で地肩が強く、短いイニングなら即戦力の評価。他球団の動向を見ながら指名に動くとみられる。

 ◆西田直斗(にしだ・なおと)1993年(平5)4月26日、大阪府生まれ。小学2年から野球をはじめ、柏原中では、ボーイズリーグ「八尾フレンド」でプレー。高校では1年秋からベンチ入り。2年春の甲子園に「7番一塁」で出場し、東海大望洋戦で3安打5打点。一塁手。183センチ、77キロ。右投げ左打ち。