阪神南信男球団社長(55)が28日、大量5人の越年者を出した年明けの契約更改交渉に直接、出馬する考えを示した。阪神の契約更改で社長が同席するのは異例で、金本、藤川、鳥谷、下柳、久保といずれも来季の命運を握る主力が、まとまらなかった事態を問題視。仕事納めのこの日、兵庫県西宮市の球団で会見し、自ら局面打開に乗り出す構えを見せた。
南社長は「来年からは赤星という取りまとめ役がいなくなる。その点、僕の立場としては、中心になる選手から意見を聞いてみたい。球児にしろ、いろいろ言ってるでしょ」と話した。特に気をもんでいるのは、22日に球団の姿勢を問いただした藤川のコメントだ。「とにかく勝ちたい集団じゃないとダメだと思う。今年は途中から、ちょっと違う気もした。駒だけをそろえてもダメだと思う」など補強戦略にも疑問を呈した。
南社長は契約がまとまらない要因として、球団への疑念も大きいと分析。「小さな溝も掘ったら大きくなっていく。モヤモヤは好きじゃない」。南社長の出馬に、坂井オーナーも「どんどん話せばいい。(その結果)まとまってくれると思います」と話した。身も心もすっきりしてキャンプインを迎えることが優勝への第1歩。社長、主力の会談の行方が、浮沈の鍵を握る。




