王者小国以載(26=角海老宝石)が、引き分けで初防衛に成功した。

 同級1位古橋岳也(27=川崎新田)との激闘は判定にもつれこみ、ジャッジ1人が96-94で小国支持も、残り2人が95-95となり、1-0でドロー決着。途中で相手のボディーを何度も食らって体が曲がり「これが『く』の字になるってことか…」と追い込まれたが、「あかん、あかん。行かな、あかん」と必死に耐えて踏ん張った。

 ドロー防衛に「まったく防衛した気がしない。気持ちの弱さが出た。死ぬほど課題が見つかった」と、反省しきりだった。小国の戦績は14勝(4KO)1敗1分けとなった。