元WBA世界スーパーバンタム級王者・下田昭文(30=帝拳)が、1年4カ月ぶりの再起戦を勝利で飾った。日本フェザー級7位の関豪介(29=角海老宝石)と対戦。鋭い踏み込みからの左右のボディーを効果的に使い、序盤からペースをつかんだ。終盤は激しい打ち合いとなったが、決定打を許さず、3-0の判定で勝利した。

 昨年2月に中国・マカオで行われた地域タイトル戦で3回KO負け。久しぶりのリングで勝ち名乗りを受けると「とりあえずほっとした。冷静だったが、倒そうと思って少し力んでしまった。もっと上を目指して、しっかりと練習していきたい」と話した。下田は戦績を29勝(12KO)4敗2分けとした。