同級6位和気慎吾(27=古口)が世界挑戦権を獲得した。

 同級3位マイク・タワッチャイ(29=タイ)に序盤から圧倒。左ストレートを軸にアッパー、ボディー、コンビネーションと攻め続けた。「分かっていたがタフだった」とダウンも奪えず。見せ場は試合終了ゴング寸前、左ストレートでやっとダウンを奪ったが相手が立ち上がって、3-0の判定勝ち。7連続KOはならなかった。「倒したい相手だった。圧勝で勝ったことは合格」と、自らに言い聞かせるように話した。

 7月18日に同級王者フランプトン(英国)がゴンサレス(メキシコ)と2度目の防衛戦が予定されている。和気は勝者に世界初挑戦を狙うが、敵地の可能性が強い。「浮かれていられない。チャンスは1度と思っている。英国でも米国でも倒せる力をつけたい」と世界王座への決意を口にした。