前WBO世界同級王者で挑戦者の亀田和毅(24)が6日(日本時間7日)、米テキサス州コーパスクリスティで行われたWBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦で王座奪取に失敗した。5月に対戦し、僅差判定負けを喫した王者ジェイミー・マクドネル(英国)との再戦。中盤以降、手数で劣勢に回ると最終回には右ストレートでダウンを奪われ、0-3の判定で敗れた。同興行のノンタイトル戦で約1年9カ月ぶりの再起戦に臨んだ兄大毅は格下選手に1-2の判定負け。合計101試合行っている亀田3兄弟が世界戦以外の試合で敗れたのは初めて。

 長男興毅は会場で弟2人の試合を見守った。自身は10月16日(日本時間17日)に米シカゴで、WBA世界スーパーフライ級王者河野公平に挑戦することが決まっている。4階級制覇のかかる一戦に向け、このまま米国に残って、ラスベガスでの合宿で試合へ向けた調整を続けていく。興毅の世界戦は、13年11月以来。