プロボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(33=帝拳)が26日、都内で行われた後援会主催の祝勝会に出席し、国内歴代2位タイとなる次戦11度目の防衛戦について「9月中旬に大阪で予定している」と明かした。リオデジャネイロ五輪女子レスリング代表の吉田沙保里、俳優岩城滉一ら約500人の出席者を前に報告。「応援してくださる方のためにも、次の試合も良い結果を残したい」と勝利を誓った。

 3月に行われたV10戦は2度のダウンを奪われる苦しい内容とあり、練習再開後は得意の左ストレートの修正に時間を割いてきた。今日27日からは、同門の前WBC世界スーパーフェザー級王者三浦らと沖縄での約1週間の走り込み合宿に入る。「自分の売りは下半身だと思っている。キャンプで鍛え直して、その後の実戦練習につなげたい」と意気込みを語った。