ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級王者長谷川穂積(35=真正)が引退表明から一夜明けた10日、世界を目指す若手ボクサーに今後も胸を貸す考えを明かした。

 「これからも体は動かします。スパーリングもしますよ。東洋太平洋(王者)レベルで、3ラウンドくらいならやります」。後輩のために体が動くまでは生涯ボクサーを貫く。この日は地元神戸市での講演など忙しく動き回り、スポーツジム経営の夢も明かした。今日11日に渡米し、マイアミで開かれるWBC総会に出席し王座を返上する。