前WBO世界ミニマム級王者で同ライトフライ級2位田中恒成(21=畑中)が実戦倍増による大化けで2階級制覇を射止める。26日、名古屋市の所属ジムで、同級1位モイセス・フエンテス(31=メキシコ)との王座決定戦(31日・岐阜メモリアルセンター)に向けて練習を公開。減量なども順調に進み「楽しみ」と表情は明るかった。

 スパーリングはこれまで60回前後だったが、今回は2カ月間で東京や大阪などで100回をこなした。27戦24勝(13KO)を誇る強力な相手だが「自信があります。単純に強くなった。間違いなく5月の俺のボクシングとは違うものを見せられる。後半で一気に突き抜けてKOしたい」と力強く語った。