亀田3兄弟の三男で元世界ボクシング機構(WBO)バンタム級王者の亀田和毅(協栄)が27日、東京都内で記者会見し「(今年は)成長を実感するほど練習してきた。来年は世界王座に返り咲き、チャンスがあれば(団体)統一王者までいきたい」と2階級制覇へ抱負を語った。

 25歳の亀田は世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級5位。10月に約1年ぶりの復帰戦を行い、1回TKO勝ち。協栄ジムと契約してライセンス発行を受け、認められていなかった日本での試合も可能となった。「みんなのサポートで来年は日本で試合ができる。それに向けて頑張る」と感謝した。

 米ロサンゼルスの合宿では世界的強豪と拳を交え、26日に帰国したばかり。会見に同席した長男興毅氏は「実力はあるので、あとは試合で発揮するだけ」と話し、次男大毅氏は「元々のスピードにパンチ力がついてきた」と3兄弟でただ一人現役の弟の活躍に期待した。