12月30日に有明コロシアムで開催されるダブル世界戦の調印式が28日に都内で行われた。

 メインを務めるWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(23=大橋)は、前WBA同級王者河野公平(36=ワタナベ)を迎え、4度目の防衛戦に挑む。「状態はここ最近で一番良い仕上がり。30日の試合がとても楽しみ」と自信の表情。来年には米国進出も視野に入れるだけに、「今回は来年に向けてしっかりアピールしないといけない試合。ここで良い勝ち方をして来年につなげたい。内容は一番大事。そこにこだわって試合を進めていきたい」と語った。

 対する河野は、8月に王座陥落して、ここを集大成として臨む。「過去最高の試合をします。番狂わせを起こします。世界戦も10戦目。いろいろ作戦ももっているので楽しみにしていてください」と不敵に備えた。

 セミファイナルではIBF世界ライトフライ級王者八重樫東(33=大橋)が2度目の防衛戦を行う。