準決勝に進んだバルト(32)は会場からブーイングを浴びた。

 180キロの巨体を生かし、終始高阪を圧倒。上からのしかかり、コーナーでは体で圧迫したが、ファンには物足りない試合内容に映った。試合後にはマイクを握って「私の代わりにやってくださいよ」と訴えたが、ブーイングにかき消され、戸惑いの表情を浮かべていた。準決勝ではクロコップに完勝し、会場を黙らせるしかない。