31日大みそかにTBSで放送される「史上最大の限界バトル KYOKUGEN」で戦う、元K-1王者・魔裟斗(37)と、元PRIDE王者・五味隆典(38)が、赤坂のTBS内で計量を行った。

 魔裟斗は「コンディションはばっちり。最高の試合をするので楽しみにしてください」と意気込んだ。対戦相手のの五味も「悔いなくやろうと思っています。記憶に残るような試合をしたい」と話した。

 格闘技の全盛期を支えた同世代の2人。2009年に魔裟斗が現役引退を表明し、その年の引退試合の相手に五味との対戦が挙がったが実現せず。7年の時を超えてドリームマッチが実現した。魔裟斗は五味について「総合格闘技の選手とは負けていないので大丈夫だと思う」と自信を見せたが「戦った総合格闘技の選手で一番パンチが強い選手だと思っている」と警戒した。

 一方の五味は魔裟斗について「格闘技界を引き上げていた。同じ年齢で(試合を)やるんですから、試合が好きなんでしょう。根っからのファイターですね。お互いさまですけど」と話した。

 魔裟斗にとってデビュー20周年と記念の試合となる。最後に「37歳ながら頑張っているところを見てほしい。引退試合以来の5ラウンドだが、大丈夫だと思う。しっかり準備して来たところを見てほしい」と話した。五味は「最高の大舞台で全力を出せればそれでいい。思いっ切りやって、先のことはそれから。今の年齢でできる精いっぱいのことを全力でやれればいい」と意気込んだ。