ＷＢＯ世界ライトフライ級王座決定戦（３１日・岐阜メモリアルセンター）の前日計量が３０日、名古屋市内で行われた。

　同級２位田中恒成（２１＝畑中）はリミットから１００グラム少ない４８・８キロで一発クリア。「昨年の大みそかは減量に苦しんだけど、今回はいいかたち。相手は経験、実績があっておもしろい試合になると思う。（勝敗は）神のみぞ知ると言いたいところだけど、俺が勝ちます」と力強く言い切った。井上尚弥と並ぶ日本人最速となる８戦目での２階級制覇に挑む。

　一方、対戦相手の同級１位モイセス・フエンテス（２９＝メキシコ）は１度目の計量で４９・１キロとリミットオーバー。全裸になっても５０グラム超えていた。さらに約１０分間トイレにこもったが変わらない。最後は近くの美容室に駆け込み散髪。約１時間後に４度目の計量を行い、リミットでクリアした。フエンテスは「もういい気分になりました。（日本の）気候が合っていなかった。寒い気候のせいでした」と言い訳した。