女子ボクシングで初防衛した2人の女王が9日、都内で一夜明け会見を開いた。WBC世界女子ライトフライ級暫定王者富樫直美(33=ワタナベ)は左目に眼帯をして現れ、激闘の末の逆転TKO勝ちを物語っていた。助産師の勤務も交代してもらい、15日まで自宅で静養する。正規王者セムソン(タイ)が王座返上の方向も「戦いたい気持ちもあるが、ボクシングはしばらくいいです」と話していた。

 アトム級王者小関桃(26=青木)は8月にバッティング疑惑と言われたウィンユー(タイ)との再戦となる見通し。「待ってましたという感じ。一から鍛え直して」と、こちらは早くも闘志を見せていた。