<全日本:東京大会>◇6日◇後楽園ホール◇2100人

 3冠ヘビー級王者グレート・ムタの代理人武藤敬司(46)が、ムタへの挑戦を表明している高山善広(42=高山堂)と12年10カ月ぶりに激突した。武藤は西村修、浜亮太と組み、高山、太陽ケア、NOSAWA論外組と対戦。13分48秒、NOSAWA論外をシャイニングウィザードからの体固めで破った。

 両者の激突は武藤が新日本、高山がUインター時代の96年3月26日、武藤が佐々木健介と組み、高山、安生洋二組と対戦して以来2度目。この日は高山のムタ挑戦面接戦という位置付けで試合に挑んだ。勝利を飾ったものの、高山の重量感のあるひざ蹴りをもろに受けた武藤は「やっぱ、あいつは大きいし、キャリアも十分。脅威は脅威。面接も何も、合格だな」と、まだ決定ではないが、事実上ムタへの挑戦を認めた。