<ノア:東京大会>◇2日◇東京・日本武道館◇1万1000人

 ノア旗揚げ10周年を記念して初開催されたシングルのリーグ戦「グローバル・リーグ戦」は公式戦最終戦と決勝を行い、高山善広(43=高山堂)が優勝した。森嶋猛(31)とのBブロック最終戦では、コーナーからのセントーンを食らって大きなダメージを受けながら、エベレスト式原爆固めで勝利。秋山準(40)との決勝も、裸絞めに苦しめられて失神寸前の状態から反撃。ひざ蹴りからのエベレスト式原爆固めで、激戦を制した。

 1日2試合の激戦は、自分自身でも「記憶にない」というほど久々で、相当こたえた様子。試合後にリング上で行われた表彰式でも、ロープに寄りかかってフラフラだった。秋山とのシングル戦や日本武道館大会メーンでの勝利など、初めてづくしの大会だった。「前に1試合やらないで、(秋山と)やりたかった。また1つ、夢ができちゃったかな」。万全の状態での再戦という新たな目標を見つけ、高山が目を輝かせた。