<新日本:ニュージャパン・ソウル>◇18日◇札幌・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ◇5800人

 IWGPヘビー級王者・棚橋弘至(34)がジャイアント・バーナード(38)のパワー殺法に耐え、6度目の防衛に成功した。原爆固めを返され、飛龍原爆を狙ったが、手が届かずにダルマ式原爆固めに切り替え、27分54秒にフォールを奪った。

 札幌は棚橋に取って思い出の地だ。5年前、どん底の新日本プロレス。IWGP王者のレスナーが来日せず、挑戦者だった棚橋は王座決定戦に勝って初めてベルトを巻いた。

 棚橋は「5年前も大切な1日だったけど、今日も大切な1日になった。札幌のみなさ~ん、愛してま~す」。来月1日にはにはシングル最強の座を争うG1クライマックスが開幕する。IWGPヘビー級王者のG1クライマックス優勝は過去、00年の佐々木健介だけ。「大丈夫、俺ならできます。逸材ですから。必ずできます」と優勝宣言。W杯優勝のなでしこジャパンにも「あきらめない気持ちを見せてくれた。なでしこジャパン、愛してます!」とラブコールを贈った。