来月3日の全日本の後楽園大会で3冠ヘビー級王座をかけて戦う王者・秋山準(42=ノア)と挑戦者・大森隆男(42)が20日、都内で会見した。2人は92年に全日本に同期入門、00年にはともにノア旗揚げに参加したが、03年に大森がノアを退団してたもとを分かった。昨年10月に3冠ヘビー級を獲得した秋山が「全日本の所属が取りに来い」と挑発、大森は来月1日付で12年ぶりに全日本に再入団して挑む。

 秋山は「馬場さんから『切磋琢磨(せっさたくま)するように』と育てられ、さぁこれからというときに離れていった。いたらノアはどうなっていたんだろうとか思っていた」。2人のシングル対決は00年チャンピオン・カーニバル(CC)で大森が7秒で勝った試合が有名だが、02年6月のノア選手会興行での10分引き分け以来、9年8カ月ぶり。「全日本のリングで大森と3冠ヘビーを争うなんて、不思議な気がする。大森隆男を体感して、しっかり秋山準をたたき込みたい。思いっきり勝つ」と話した。

 大森にとって、止まっていた時計が動きだしたのは、フリーとして参戦した昨年4月のCCだった。直接戦いこそしなかったが、秋山も参戦。「それが全日本のマットであり、CCであったのが大きかった」。全日本ファンの支持で再入団を認められての挑戦。「今年で20年になるプロレス人生で、節目となる戦い。僕の中でできる最大の恩返しがベルトを取り戻すこと」と必勝を誓った。