<獅子の穴主催興行>◇12日◇東京キネマ倶楽部◇観衆167人

 中森華子(23)と大畠美咲(23)が、笑顔で「獅子の穴」から卒業した。

 Leonが総帥となって主催している「獅子の穴」は、所属団体に関係なく、向上心を持った選手が集まって練習をする場。大畠は設立当初の2010年9月、中森は2011年3月に入門した。しかし、中森と大畠の成長が著しく、Leonも自分のライバルと言えるポジションに来たこと認めたため、卒業することが決定。第3回目の主催興行となったこの日、中森と大畠が組み、新加入した飯田美花&成宮真希との壮行試合に臨んだ。

 若手コンビの飯田と成宮が、勢いよくドロップキックなどで攻め立てたが、キャリアに勝る中森と大畠が徐々に形成を逆転。最後は大畠が飯田から3カウントを奪い、有終の美を飾った。

 Leon総帥から「大畠は裏リーダーとしてたくましかったです。中森は途中で『獅子の穴がつまらない』と言ってきたけど、それも獅子の穴を良くするための愛情だと今は思います」と送辞をもらうと、大畠は「自分はデビューしたばかりの頃は落ちこぼれだったけど、獅子の穴に入って成長できました」と感謝の言葉を述べ、中森も「獅子の穴で団体に関係なく、競い合うことができた。これまでのことを無駄にしないように、進んでいきたい」とさらなる飛躍を宣言。最後に、大畠が「一番の思い出は、Leonさんと中森がケンカしたこと」と暴露すると、3人で顔を見合わせながら笑顔を見せた。