<新日本:後楽園大会>◇2日◇東京・後楽園ホール◇2015人

 頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアなどの負傷で、昨年3月から長期欠場していた井上亘(40)が引退を表明した。

 菅林直樹会長とともにスーツ姿でリングに上がると、「右腕が思うように動かず、プロレスラーとして必要最低限のトレーニングができなくなりましたので引退します。今までたくさんの応援をいただき、ありがとうございました」とファンにあいさつした。

 井上は98年3月に入団し、99年10月の柴田勝頼戦でデビュー。IWGPジュニアヘビー級王座や、IWGPタッグ王座を獲得するなど活躍した。今後はスタッフとして団体に残るという。