W-1の武藤敬司社長(51)は22日、都内の事務所で会見し、新たに「W-1チャンピオンシップ」を設け、9月21日~10月8日に、新王座決定トーナメントを開催すると発表した。

 新王座の特徴は、「世界」の名をあえて外し、ヘビーとジュニアヘビーを区別しない無差別にしたこと。武藤は「ベルトはシンプルなデザイン。ベルトを通じて多くの作品を選手たちにつくってほしい」と話した。

 トーナメントは所属16人が参加。10月8日の決勝戦は東京・後楽園ホールで行われる。

 会見中にフリーで参戦していた征矢学(29)が武藤に正式入団を直訴。「フリーでW-1に上がり続けるうちに、もともとは一緒にやった仲間だし、所属でやったほうがいいと思うようになった。次に、このベルトを取る戦いには、所属選手しか参加できないから。所属になって、トーナメントにエントリーさせていただきたい」と、武藤に懇願した。武藤は即答を避けたが、認められれば、同トーナメントに参加する方向だ。