25日に東京ビッグサイトで行われるWBA世界フライ級タイトルマッチ、王者亀田大毅(亀田)-挑戦者坂田健史(協栄)を前に、両陣営の遺恨が再燃しかねない事態が起きた。クラブオーナーとプロモーターライセンスの無期限資格停止中の亀田ジム五十嵐紀行前会長が23日夜、試合の立会人アラン・キム氏(韓国)と都内のホテルで接触したと、協栄ジムの金平桂一郎会長がこの日、ジムのスタッフの目撃談として指摘した。一方、亀田ジムの嶋聡マネジャーは「五十嵐はあいさつしただけ」と説明した。両陣営は亀田兄弟の協栄離脱をめぐる騒動や、未払いのファイトマネー問題などで因縁関係にあり、25日の本番も波乱の気配が漂ってきた。