全日本プロレスの武藤敬司(45)をモチーフとした人気キャラクター「武藤ベアー」とサッカー日本代表サポーター集団「ウルトラス・ニッポン」が、コラボすることが分かった。「ウルトラス-」の植田朝日氏(34)が設立したブランドのサッカー日本代表応援グッズに「武藤ベアー」が起用されることが8日までに決まった。

 「武藤ベアー」のデザイナーのナカノシロウ氏と面識があるプロレス好きの植田氏は「プロレスファンとサッカーファンはかぶる。プロレスの象徴の武藤さんのキャラクターで、かわいいところが幅広い層から支持されると思った。相乗効果で盛り上がれば」。3日の全日本両国大会に植田氏が来場して話がまとまったといい、全日本の神浩二ライセンス事業部マネジャー(34)は「サッカーファンへのアプローチツールになる」と話している。

 日本代表ユニホームを着た「武藤ベアー」がデザインされたTシャツ(3000円)、タオル、ストラップ(1000~1500円)などを発売する予定。出荷数は未定だが、すでに制作が始まっており、早ければ年明けにも発売される。「プロレスLove」が「サッカーLove」へと波及するか。【塩谷正人】