ボクシングの元世界ヘビー級王者インゲマル・ヨハンソン氏(スウェーデン)が1月30日深夜、スウェーデン西海岸にあるクングスパッカ市の療養院で死去した。76歳だった。死因は明かされていないが、肺炎で入院後、療養院に戻ってきたばかりだった。10年ほど前からアルツハイマー病と診断されていた。ヨハンソン氏は1959年6月にフロイド・パターソン(故人)を破り、米国出身者以外では5人目のヘビー級王者になった。1年後の再戦で5回KO負けで王座から陥落。以降、83年9月にゲリー・コーツィー(南ア)がWBA王座を奪取するまで、白人の世界ヘビー級王者は20年以上も誕生しなかった。生涯戦績は26勝(17KO)2敗。