米総合格闘技団体UFCでデビューする秋山成勲(33=クラウド秋山道場)が、異例のハワイ経由で決戦地ラスベガス入りする。4日、成田空港から米ハワイへ向けて出発した。「UFC100」のアラン・ベルチャー(25=米国)とのデビュー戦は、11日(日本時間12日)にラスベガスで開催されるが、現地と2時間差で時差調整ができ、気候条件もそろったハワイを最終調整の地に選んだ。日本とラスベガスの時差は17時間。「できるだけ早く時差を体に慣れさせるか」をポイントに挙げた。趣味のサーフィンも封印して最終調整し、大会3日前の8日にも現地入りする予定だ。

 1カ月前に韓国のファンから贈られたマスクも約10枚持参。「ラスベガスはすごく乾燥しているって聞いたので。機内でもしたい」。機内食も「塩分もカロリーも高いので」と口にしない覚悟。体調管理を徹底させつつ「この緊張も精いっぱい楽しみたい」と、心にゆとりを持って渡米した。【浜本卓也】