<全日本:横浜大会>◇26日◇横浜文化体育館◇4500人

 3冠ヘビー級選手権試合は挑戦者小島聡(39)が、王者高山善広(40)を19分30秒、ラリアットからの片エビ固めで破り、3年2カ月ぶりの王座奪回に成功した。ノアの故三沢光晴さん(享年46)に並ぶ歴代2位の8度防衛を成し遂げた05年2月~07年7月期間以来、2度目の戴冠となった。

 小島がエースの意地を見せた。高山を強烈なラリアットで仕留めた。「気持ちが強い方じゃないから、応援してくれる人がいるから頑張れた」。シリーズ中の今月14日に39歳の誕生日を迎えた。ファンからのお祝いと王座奪還を期待する数百通のメールが励みになった。来月10日で3歳になる愛娘に王座に就いた父親の姿を見せたかった。同王座陥落後の3年2カ月、ヒールも経験した。2度の同王座挑戦も失敗した。右ひじ手術も、若手の台頭に焦る日々も乗り越えた。「最後の挑戦」と退路を断って挑んだこの日、精神的に一回り大きくなった小島が、再び団体の頂点に立った。