ドラディションの藤波辰爾(55)が、長州力(57)と、97年8月以来約12年ぶりとなるシングル戦を行うことが、18日までに決定的になった。1日の新宿大会で、長州から「今度やりましょう」と対戦要求され、決断。藤波は「お互いの気運が高まれば、シングルでやりたい」と、一騎打ちを呼び掛けた。

 2人は新日本に在籍していた80年代に抗争を繰り広げた。当時の激闘は「名勝負数え唄」と呼ばれ、今も語り継がれている。今年で選手生活35周年を迎えた長州の心意気に、藤波も応えるつもりだ。「平成の『名勝負数え唄』、いいじゃないですか」。28日の今治大会から始まる同団体の新シリーズでシングル、タッグ数試合を組む方向で、調整に入った。