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立正大職員KOでフライ級V/ボクシング

1回、塩沢にパンチを見舞う時松(撮影・下田雄一)
1回、塩沢にパンチを見舞う時松(撮影・下田雄一)

<プロボクシング:東日本新人王決勝フライ級>◇3日◇東京・後楽園ホール

 立正大職員の時松友二(27=熊谷コサカ)が1回2分59秒KO勝ちでフライ級を制した。高校卒業後、1年間ニート生活を送り、2浪で入学した独協大でボクシングを開始。現在は立正大職員とボクサーの二足のわらじを履く異色選手が、左ストレートで2度ダウンを奪って179秒で東の頂点に立ち、技能賞も受賞した。時松は全日本新人王決定戦(12月20日、東京・後楽園ホール)に出場する。

 勝者時松が一番驚いていた。179秒で2度のダウンを奪い、プロ初のKO勝ち。リングで「コメントを考えてなくて戸惑っちゃった」とはにかみ、控室でも「びっくりしてます」と声をうわずらせた。技能賞も受賞すると、驚きを通り越して表情が一気に緩んだ。

 高校時代は帰宅部で引きこもり、卒業後1年間はゲームざんまいのニート生活だった。「ふがいない自分を変えたい」と2浪の末に独協大でボクシング部に。卒業後は立正大職員となりボクシングから離れたが周囲の勧めで職員2年目から再開させた。毎日スーツを背に職場まで往復約15キロを走って足腰を強化。そのスタミナを見せる前に試合を終え「一生懸命スタミナをつけたのに」とおどけた。

 今秋、立正大野球部が東都を初制覇し「勝ち運に乗れたら…」と願っていた。とはいえ、出場権を得た全日本新人王決定戦については「考えてなかった」。法学部事務室での窓口業務が頭をよぎったのか「明日、無傷で心おきなく仕事に行けます」と笑った。

 [2009年11月4日8時31分 紙面から]


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時松友二







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