【ソウル(韓国)4日=藤中栄二】総合格闘家・石井慧(23=アイダッシュ)-ジェロム・レバンナ(37=フランス)のK-1対決が浮上した。12月11日のWORLD

 GP決勝戦(場所未定)でのK-1参戦を希望する石井について、谷川貞治イベントプロデューサー(EP=49)が具体的に言及。石井が対戦を熱望したアーツが決勝戦に進出したことで、谷川EPは「アーツは無理。レバンナならどうだ」と提案した。

 レバンナは3日のGP開幕戦で京太郎との3回を戦い、1-0判定で延長戦突入が決まった瞬間に試合放棄した。ベテランの域に達しているが、強烈なパンチ力は健在だ。石井はK-1参戦の際、90キロ台のリミット体重を設けての試合を希望しているが、谷川EPは「石井選手には体重に関係なく戦ってほしい」と強く要望。またレバンナ以外に極真の世界王者テイシェイラも候補に挙げた。

 石井は9月25日のDREAM16でミノワマンを判定で下した後に「自分の成長には打撃面の強化が必要。K-1に出させてもらいたい」と本気モードで熱望した。谷川EPのレバンナ戦という提案を受諾するかどうかが注目される。