<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

 全日本の船木誠勝(42)が、24年ぶりの新日本リングで凱歌(がいか)を上げた。昨年の最強タッグ決定リーグ準優勝コンビの河野真幸(31)と組み、永田裕志(43)井上亘(38)組と対戦。ライバルであり、新日本の顔である永田を目の前に「新日本がどうのとか感じる暇はなかった」と闘争本能に身を委ねた。

 船木が回し蹴りや関節技でゴングとともに襲いかかれば、永田も「船木誠勝の怖さ、ゾクゾク感があった」と応酬。マジックスクリューから白目をむきながらの脇固め、顔面へ膝蹴りを浴びせた。最後は船木が左ハイキックで井上を沈めたが、試合後も関係者が止めに入るまでにらみ合った。

 85年3月、新日本で当時15歳の史上最年少デビューを果たした船木。格闘技色の強い舞台を求めて渡り歩いたが「ミスターIWGPは永田」という思いがある。再び胸を合わせた船木が「これが予告編なのか」と言えば、永田も「新しい何かが始まるかもしれない」。新年を迎え、マット界に熱い風が吹き荒れた。