<新日本&全日本:ヴァンガード・プレゼンツ創立40周年記念大会サマーナイトフィーバーin両国
WE
ARE
PROWRESTLING
LOVE!>◇1日◇東京・両国国技館◇10試合◇1万1000人
全日本&新日本の40周年記念大会の大トリとなったIWGPヘビー級選手権で、王者・棚橋弘至(35=新日本)が挑戦者・真壁刀義(39=新日本)を破って初防衛に成功した。ハイフライフロー2連発から、22分41秒に片エビ固めで勝利した。これで棚橋は、故郷・岐阜の先輩の故橋本真也さん(05年没)と並んでいた記録を抜き、史上最多通算21回目の防衛。「胸を張って、天に報告します」と笑顔を見せた。
「一瞬、一瞬を全力で生きてきた。これが俺の生きざま。これからも、続けていこうと誓った」。6度目のIWGP王座戴冠で初防衛。21回目の防衛に棚橋は、気持ちよさそうに汗をぬぐって振り返った。
試合開始から、王座転落以来1年9カ月ぶりにめぐってきた挑戦のチャンスに燃える真壁の猛攻にさらされた。15分すぎ、反撃してテキサス四ツ葉固めを決めると、会場に真壁コールが響いた。真壁のひざに低空ドロップキックを浴びせると、何度もブーイングを浴びせられた。思わぬ逆境の中でも、最後は飛龍原爆固めからスリングブレイド、リバースと正調のハイフライフロー2連発でとどめを刺した。「慣れっこです。あれが、俺の生きざま。ブーイングは、ファンが棚橋というレスラーの楽しみ方を分かっていてくれてるから。あれこそ愛ですよ」と余裕。「でも、次は応援してほしいな」と苦笑した。
今年の1・4東京ドーム大会で新記録となる11回連続防衛を達成。だが、2・12大阪でオカダ・カズチカ(24)に王座を奪われた。世代交代という声が飛ぶ中で「まだまだ、俺が主役」と踏ん張り続けた。6・16大阪でオカダを破って6度目の戴冠、40周年の主役の座を取り返した。
棚橋の生きざまは多くの人に支えられている。昨年9月に亡くなった祖父、今年4月にがんで亡くなった立命大プロレス同好会の同級生、そしてファン。「応援してくれる人のためにも、プロレス熱を広めていく。常に発信し続けていく」と誓う。
次は7月22日の山形大会で田中将斗(39)の挑戦を受ける。「北日本も任せてください!」。再びチャンピオンロードを加速し始めた。【小谷野俊哉】


