WBA世界スーパーフライ級元王者の名城信男(30=六島)が「マイナス4・8センチ」のリーチ差に勝機を見いだした。9月1日の同級王者テーパリット・ゴーキャットジム(23=タイ)との世界戦へ向けて29日、大阪市内で予備検診が行われた。リーチは名城が165・2センチで、王者が170センチ。名城は「10センチ以上差があるかなと思ってたけど、この程度なら何も感じない。パンチを当てやすいし、受けにくい」と、3度目の同王座獲得へ自信をのぞかせた。
試合当日は“秘密兵器”も導入する。六島ジムの枝川孝会長が、両手でカチカチたたける応援用V字形メガホン1500個を用意。観客に無料で配ることになった。会場の大阪・住吉スポーツセンターは、収容人数3500人と世界戦にしては手狭だが、名城がパンチを浴びせるたびにメガホンの音が鳴り響けば、ジャッジが有利に働く可能性もある。
昨年11月に敵地タイで行った世界戦では、アウェーの洗礼を浴びて敗れた名城も、今回はホームで戦う地の利を期待する。「みんなに盛り上げてもらいたい」。ファンを熱狂させるようなパンチを王者に浴びせ、勝利をつかむ。【木村有三】

