総合格闘家の桜庭和志(43)が元新日本の柴田勝頼(32=ともにlaughter7)とタッグを結成、23日の新日本・神戸大会で井上亘(39)高橋広夢(22)組と対戦する。

 IWGP王者・棚橋弘至、中邑とともに新・闘魂三銃士と呼ばれながら、新日本が迷走していた05年1月に退団した柴田。同年5月の東京ドーム大会以来、7年4カ月ぶりの登場。“2人の父親”のためにも負けられない。1人は新日本旗揚げメンバーで10年1月に亡くなった実父・勝久さん(享年66)。「オヤジも参戦を喜んでくれると思う。俺たちの戦いを、待っていてくれた人に響かせたい」と笑う。

 神戸はヒール軍団・魔界倶楽部で世話になり、10年11月に亡くなった総裁・星野勘太郎さん(享年67)の地元だ。「星野さんのためにもビッシビシ行く」。相手を買って出たのは同期の井上。「黒のショートタイツで来い!」と燃えている。