伝家の宝刀・レインメーカー(短距離式ラリアット)を信じ抜く!

 新日本のIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(25)が28日、香川大会で6人タッグ戦に出場。今日29日の神戸大会(ワールド記念ホール)で4度目の防衛をかけて激突する小島聡(43)との最後の前哨戦を行った。8月のG1クライマックス最終戦で小島に同技を封じられ敗退。V4戦の相手に正式に決まってからの前哨戦でも避けられ、「絶対に当たらない」と断言された。

 それでも、多くの敵をなぎ倒してきた技への信頼は揺るがない。「避けられても、ダメージがあるわけではない。当たるまで出すだけ」とシンプルに右腕に思いを込める。独走を築きつつある中で迎えたG1で、まさかの4敗。「だらしなかった。変わっていないつもりでも、緩んでいたかもしれない」と反省した。味わった屈辱をバネに、王者が逆襲に燃えている。