ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(32=帝拳)が、22日のV7戦で世界戦8試合目で初の視聴率2ケタを記録した。判定勝ちした同級1位スリヤン(タイ)戦から一夜明けた23日、都内の所属ジムで会見した。中継した日本テレビは、関東地区の平均視聴率が11・8%、瞬間最高で15・7%と発表した。

 同局のボクシング中継で2ケタに到達したのは、11年4月の西岡、長谷川、粟生のトリプル世界戦で記録した10・5%以来。関係者は「山中選手のKOへの期待感と、緊張感のある試合内容が数字に表れた」と分析した。

 今回の興行で行われた世界戦は山中の1試合のみ。ダブル、トリプル世界戦が主流の中、あらためて必殺の左を持つ「ボクサー山中」の注目度の高さを証明した。

 山中は、KOしきれなかった悔しさを口にしながらも「今回の試合でさらに成長できたと実感している」と、手応えをつかんだ様子。次戦については、他団体王者との統一戦をあらためて熱望。「モチベーションも上がるし、練習の内容も変わってくる。どの王者でも決まれば最高」と、目を輝かせた。